●「I.M.高校」……2位: Annie Iteata
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『ゴミ』

 
 ゴミとは、たとえば乗用車や大型車の廃車とか、空き缶その他の人工物のことです。これらのものは島のいたるところ、海にまで捨てられています。
 その結果、これらのゴミは土壌、水、空気などを汚染させる可能性があります。
 私がまず書きたいのは、土壌汚染についてです。土壌汚染とは、化学物質、廃棄物、オイル、そして殺虫剤の誤用などによる土壌の汚れのことです。こうした汚染物質は、街のいたるところに置いてある廃車、機材、ドラム缶やその他のゴミから流れ出ます。これらは化学物質やオイルを地面へと広げ、たくさんの昆虫を殺してしまいます。廃棄物やオイルは、土壌にも溢れる可能性があり、植物を含む有機生命体を破壊してしまいます。それだけではなく、プラスティックやオムツなどが植物の周囲に捨てられると、土壌を覆って、水が地中に吸い込まれることを邪魔してしまい、多くの植物が生命を絶たれる可能性があります。植物の呼吸システムを阻害し、植物を枯らしてしまうのです。
 さらに、ゴミに起因するもう一つの問題は水質汚染です。私たちも知っているように、ある廃棄物は海や地面に捨てられます。たとえば、クリスマス島では、機材や車などのような粗大ゴミがロンドン村の波止場に捨てられています。この場所は、タボン・テ・キィと呼ばれています。これらの機材や車は何年もの間置き去りにされていますが、その結果、化学物質やオイルが海に流れ出し、海水を汚染します。これらの機材や車の下に棲んでいる小魚たちは、これらの廃棄物に汚染された食物を食べることによって、害を受けたり、シガテラ毒に犯される可能性があります。
 その他、地上のあらゆるところでゴミが見かけられます。そのほとんどは人が住んでいないところですが、それは何十年も放置されたままです。この廃棄物は昆虫や有機生命体が棲む地域の環境を破壊します。そのうえ、これらの機材や廃車から流出する化学物質やオイルが地面に浸透し、地下水へと達します。井戸水を飲む人々が病気になるかもしれないのです。そればかりではなく、妊娠している女の人たちは、奇形児を産むかもしれません。
 最後は大気汚染です。大気汚染とは粉塵、煙、硫黄酸化物などによって大気が汚染されることと定義されています。まず第一に、粉塵は荒地に見られます。ゴミが地上に何年もの間放置されると、それは生分解され、粉塵に変化します。そして、それが風に運ばれて、大気を汚染させます。また、ゴミを焼却することが原因でも起こります。たとえば、人々がゴミを燃やした場合、一酸化炭素のような煙が発生し、それが大気中に広がります。これも、大気を非常に悪く汚染します。さらに、硫黄酸化物は車の排気ガスからも発生します。車は真っ黒で有害な煙を排出するので、ゴミの範疇に収められるべきだと思います。
 今まで述べたこれらの廃棄物が、土壌、水、そして大気を汚染させます。これは、リサイクルや適切にゴミ処理をする判断力を持たないこの国に住んでいる人々にとって、悪いことだと思います。